日曜日は天皇杯の県予選準決勝。
対戦相手は東日本国際大学。
しかし、その前に。
福島南高校に寄り道。
今年から始動した福島ユナイテッドのユースチームの初陣があるのです。
対戦相手は福島南・保原。
トップチームの方の横断幕張りがあるので30分くらいしか見られないけど、それでも応援に行きたかった。
いつものクセでKOの1時間前に現地についたのですが。
人様の学校の作りなんて分からないので、まずグランドの場所が分からず狼狽える。
駐車場で行き合った父兄の方が親切に声をかけてくれて、なんとかグランドに行き着く。
が、今度はどこで観戦すればいいのかわからない。
スタジアムと違って観戦席があるわけじゃないからね。
普通に学校のグランドだからね。
グランドの入り口で固まってたら、監督が気付いて声をかけてくれた。
ユースの監督は、福島ユナイテッドのレジェンドである石堂和人元選手。
長野エルザ、松本山雅、町田ゼルビアを経て2011年に福島に入団。
それから7年、プレー内容だけでなく精神的な支柱としても福島を支えてくれた偉大な選手。
引退後はフロント入りしアカデミーでの指導などを行い、ユース発足に伴い監督に就任。
そんな方なのに、相変わらず気さくで親切で男前。
観戦場所も教えてもらいました。
大好き。
その後はツレとぼんやり、ピッチ内アップを見学。
未だにサッカーの戦術とかよく分かってないけど、7年も見てると無意識に積み重なる何かはあるようで。
「◯番の子いいね」「私は□番の子が気になる」なんて会話をツレと交わしながらの見学は中々に楽しい。
私の1番の注目選手は試合で1番をつけてたGK。
練習ではボールキックが上手くいかないと「あかーん!」と叫び、そのすぐ後に「ごめんなさい!」と頭を下げる可愛らしい姿を見せてくれ。
試合が始まると大きな声でしっかりとコーチングを行う頼もしい姿を見せてくれ。
GK好きの私のハートを鷲掴み。
背は小さいながらも手足がガッシリしているので。
高校一年生であることも考えると、まだまだ背も伸びるんじゃないかな。
将来が楽しみ。
そうこうするうちに父兄の方達もやってきて、横断幕が貼られる。
希望に満ち溢れたピカピカの横断幕。
いつかの未来、ここにいる選手達の誰かがトップチームに入団する日が来たら。
どこかのユースの試合会場で少し色褪せたこの横断幕を眺めながら。
「あの選手初めて見たのって、南高校だったよね。
初陣で横断幕もピカピカでさ…」
なんてツレと思い出語りしたいものだね。
さて、9時にはいよいよKO。
試合は終始福島ユナイテッドのペースで進むハーフコートゲーム。
GKもコーチングのために高い位置にあがった状態。
でも、福島南•保原も果敢に攻めてくる。
私がいる間に一度、相手9番が飛び出してきてゴール前に切り込まれヒヤリとするシーンも。
そして30分経過、スコア2-0の時点で後ろ髪を引かれながら離脱。
若人達の成長が楽しみになる、希望あふれた試合でした。
なお最終的に3-0で勝利した模様。
初陣を勝利で飾れてよかった!